100記事10回講座

ブログ初心者が60記事から雑誌ブログにするためのカテゴリー整理

kurone

60記事講座

ブログ初心者が50記事までに書きたい明るい未来を見せるレビュー記事」という記事では、「感情を動かすレビュー記事を書く極意」をご紹介しました。

まだ読んでいない方は、「ブログ初心者が50記事までに書きたい明るい未来を見せるレビュー記事」を読んでくださいね。

さあ50記事まで書いた方、おめでとうございます!

(*^ー^)/゚・:*:・。おめでとう。・:*:・゚\(^ー^*)

今回からパターン変えました(笑)

よくここまで来ましたね~。そして、ここから後半戦です。

【前半戦】

50記事まで⇒とにかく1つでも多く記事を書く

【後半戦】

100記事まで⇒ブログ全体で記事を活かす

前半戦は、いわば「1つ1つの記事」の話が中心でした。50記事まで書ける方は、しっかりとブログ筋がついているので、もう卒業してもいいくらいです。

しかし、ブログというのは某女性アイドルグループのように、個々の個性を活かしながら「グループという場」を最大限に活かした存在です。

1+1=2ではありません。

1+1=3にも4にも5にもなる。それがブログです。

多くの人は「記事」単位でものごとを見ていますが、まず第1弾として、1つレベルを上げた「カテゴリー」単位の話をしましょう。

「大人数」アイドルグループのメリットとデメリット

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メリット

1997年にオーディション番組『ASAYAN』(テレビ東京系)で「モーニング娘。」というアイドルグループができた(?)のをリアルタイムで観ていた世代です。

1番不思議だったのは、そのオーディションはもともと「1人(※)」を選んでいたはずが、気づけば「モーニング娘。」という「グループ」が人気者になってしまった点です。

※その後、「しくじり先生」という番組で「モーニング娘。に全部持ってかれちゃった先生」として当時の様子をご本人が語っています。

その理由は、アイドルがたくさんいることで、多様なファンを増やしやすいという点にあります。

また、最初は「あの子」は興味はないけど、「この子」は絶対応援する!と思っていたら、実は「あの子」ががんばっているところを見てファンになった・・・みたいなところが、大人数アイドルグループのメリットの1つでもあります。

デメリット

その後、世界最大クラスの女性アイドルグループとして、「48(フォーティーエイト)グループ」が登場しましたが、「大人数」というデメリットは、「1人1人の顔が見えなくなる」点にあります。

しかしそれは、ブログも似たような話だと思いませんか?

50記事あるブログは、50人のアイドルが1つのグループの中にいるようなものです。

「1記事1記事が見えなくなる」のがブログのデメリットです。

熱心なファンの中には、1記事目から読んでくれている人もいるかもしれません。

しかし、多くの人は、途中からです。「最新記事」しか知らないかもしれません。

ではどうするか?

ファンを獲得しやすい「大人数」のメリットを活かしながら、「大人数」のデメリットを克服(こくふく)する48グループの仕組みの1つが、今回のテーマです。

「姉妹グループ」と「チーム」という仕組み

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「48グループ」というのが1番大きなまとまりで、その中に「AKB48」、「SKE48」、「NMB48」というグループが存在し、さらにAKB48の中には「チームA」、「チームK」、「チームB」という小グループが存在しています。

そして、各チームに多くのアイドルたちが所属しています。

※AKB48にチーム4とチーム8がないとか、HKT48などの姉妹グループがないとか、そういうツッコミはうけつけません。

そして、この「わかりやすい細分化」こそが大人数アイドルグループを支える仕組みの1つです。

もし、「AKB48」しかなければ、みんな1つの大きなグループに含まれてしまいます。

センターはたった1人です。選抜メンバーも限られます。

「雑記ブログ」はまさにごちゃまぜで、いろんなテーマが好きに書ける反面、1つ1つの記事にスポットが当たりにくい構造になっています。

下手をすると、「人気記事」「最新記事」しか見ていないという状況が生まれます。

まるで、「選抜メンバー」「期待の新人」しか注目されないように。

しかし、48グループの特徴は、「明確なグループ・チーム分け」にあります。

例えば、AKB48だけでなく、SKE48やNMB48といった「姉妹グループ」ができることによって、さらにそれぞれの中で「チーム」が存在することで、幅広いメンバーにチャンスがめぐってきます。

※ちなみに著者は48グループ自体にそれほど詳しいわけではなく、「運営の仕組み」に興味がある程度なので、ファンの皆さまの視点から実際と違う部分がある場合には、平(ひら)にご容赦(ようしゃ)くださいm(_ _)m

雑誌ブログは「カテゴリー」が命!

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この仕組みをブログに置き換えてみましょう。

このブログでは、趣味ブロガーにとって作りやすい「雑誌ブログ」を提案しています。

「雑誌ブログ」というのは、「雑記ブログと専門特化ブログどっちがいい?中間の「雑誌ブログ」を目指せ!」という記事の中で紹介していますが、「雑記ブログ」と「専門特化ブログ」の中間のパターンです。テーマの数は3~5個くらいです。

雑誌ブログ

複数のブログテーマ、活かせてますか?回遊性を高めるテーマ選び」という記事では、できればそれぞれのテーマに関係性がある=シナジー型だといいですね、と提案しています。

カテゴリーが整理されていないブログは、テーマがハッキリと見えないブログです。

既に50記事書いているわけですから、それらの記事は、なんらかのテーマに分かれていると思います。

ここでしっかりと、各記事をテーマ別に分けてみましょう。

このときやるべきは、大きな「テーマ」に分けるだけでなく、さらに「小テーマ」レベルでも分けるということです。

そして、「カテゴリー」を整理するのです。

そして、「テーマ」を「親カテゴリー」、小テーマを「子カテゴリー」に設定します。

(例)

テーマ:「旅行」=「親カテゴリー」

小テーマ:「北海道」、「東北」、「関東」、「東海北陸」、「関西」、「中国四国」、「九州沖縄」=「子カテゴリー」

いわば、雑誌ブログの中にカテゴリー単位で「専門特化ブログ」を作っていくようなイメージです。

「とことん読者目線」でカテゴリーを整理しよう!

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「カテゴリー整理が苦手です!」

という方も多いでしょう。

基本方針は1つだけ。それは、「とことん読者目線」です。

読者が分かるなら「良いカテゴリー整理」、自分しか分からないなら「ダメなカテゴリー整理」です。

(1)「小テーマ」は記事を見て、読者目線で判断する

まず、「小テーマ」は何がいいか、なのですが、基本的には自分の記事をテーマごとに分類して、それを見ながらさらに細分化しています。

例えば、1つのテーマが「旅行」なら、小テーマとして「地域別」に分けるのもいいでしょう。

【「旅行(30)」の子カテゴリー(例1)】

  1. 京都旅行(18)
  2. 九州旅行(12)

あるいは観光地、温泉やグルメなど「目的別」に分けることもできます。

【「旅行(30)」の子カテゴリー(例2)】

  1. 観光地(15)
  2. 温泉めぐり(8)
  3. 旅グルメ(7)

ただし、一度分けてみたら、必ず「読者目線」で考えてみてください。

旅行について関心を持ってくれた人が、1つ1つの記事にたどりつくためには、その小テーマでいいのでしょうか?

これは一発で決まるとは限りません。記事が増えたら変わることもあるので、今後も見直してください。

(2)テーマが大きすぎる場合も、読者目線で判断する

3つのテーマのうち、1つ目が「旅行」、2つ目が「文具」、3つ目が「子育て」だとして、旅行の記事が50記事中40記事みたいな場合は、「旅行」をテーマにするのは大きすぎる場合があります。

【親カテゴリー】

  1. 旅行(40)
  2. 文具(2)
  3. 子育て(8)

「旅行」の中に「子テーマ」を作ってもいいですが、これだけバランスが違うとなると、今後も「旅行」の記事がどんどん増えてしまうかもしれません。

そういう場合は、「親カテゴリー」は「旅行」にせずに、例えば、「旅行記」、「旅グルメ」、「旅の乗り物」のようにわけた方が読者にとってわかりやすいかもしれません。

【親カテゴリー】

  1. 旅行記(20)
  2. 旅グルメ(12)
  3. 旅の乗り物(8)
  4. 文具(2)
  5. 子育て(8)

そうすれば、「旅行」のことについて知りたい人は、「旅行記」、「旅グルメ」、「旅の乗り物」から迷わず見つけることができます。

そして、「旅行記」、「旅グルメ」、「旅の乗り物」の中で、さらに「子テーマ」を作って細分化してあげます。

テーマが大きすぎる場合は、とことん読者目線で読者が分かりやすいように分けてください。

(3)カテゴリー内の記事数が少ない場合

親カテゴリーの中に「子カテゴリー」を作るほど記事数がない場合は、ひとまずカテゴリー整理の前に、記事数を増やすことを考えましょう。例えば下記で、「文具」の中に「子カテゴリー」をつくる意味は、今のところありません。

【親カテゴリー】

  1. 旅行(40)
  2. 文具(2)
  3. 子育て(8)

そして、子カテゴリーを3つ作ったけど、1つの子カテゴリーの記事数が少ない場合もありますね。この場合もやはり、記事数を増やすことを考えましょう(できれば5個。せめて3個)。

【「旅行(30)」の子カテゴリー】

  1. 観光地(18)
  2. 温泉めぐり(10)
  3. 旅グルメ(2)

(4)カテゴリーが2つにまたがる場合

これもよくありますが、その場合は、「2つのカテゴリー」にとりあえず入れておくのが私の答えです(アフィリエイトサイトではないので)。

48グループで言えば、「兼任」ですね(笑)

そして、しばらく経ってから見直してみると、カテゴリーを新しく作ったり、やっぱり1つにするか、と判断することもあるので、あまり気にしなくていいです。

(5)「未分類」、「日記」、「雑記」はゼロにしましょう!

ブロガーさんに多いカテゴリーが「未分類」、「日記」、「雑記」などです。

読者目線で考えてみてください。

これらのカテゴリーをクリックしたいと思いますか?

しかも、カテゴリーの隣に数字が書いてあって、「未分類(50)」とか書いてあったらどうしましょう(;’∀’)

私なら、目的の記事が探せないのでクリックしません。

無理矢理でもいいから、カテゴリーを作って分類してみてください。

ひどいものだと、「雑記」という親カテゴリーの中に「雑記」という子カテゴリーがある人もいました。。。

なお、複数のテーマを扱う以上、ブログ内を回遊する仕組みとして「内部リンク(記事間のリンク)」の設定は必須です。次の記事で詳しく書いているので、ぜひお読みください。

関連記事>>>読者に喜ばれる「内部リンク」を張るための12のチェックポイント

【応用編】ツールで検索ボリュームを見る。

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ここからは、余裕がある方限定です。

ツールを使うことで、キーワードがどれくらい検索されているのかという量(ボリューム)を見ることができます。

それが、「Google AdWordsキーワードプランナー」です。

  • キーワードがどのくらいの回数、検索されているか?
  • りスティング広告を出すのに、競合の少ないキーワードが何か?
  • どれくらいの広告費が必要か?

(1)キーワードプランナーにログイン

ログイン(事前に登録が必要)して、「運用ツール」の中から「キーワードプランナー」を選びます。今回は、無料で使える範囲で説明します(本来は「広告を出す人」用なので、広告費を出さないと使えない機能もありますが、そこまで不要です)。

「検索ボリュームと傾向を取得」を選びます。

すると、「キーワード」を入力する欄が登場します。

(2)全キーワードリストの取得

1つ1つ手入力でもいいのですが、もう1つツールを使います。

ブログ初心者が40記事を書くための「戦略的な記事ネタ」の探し方」で使った「関連キーワード取得ツール(仮名・β版)」にはそのときはあえて説明しませんでしたが、「全キーワードリスト(重複除去)」というものが登場します。

そして、これをコピペします。

そして、その下にある「検索ボリュームを取得」をクリックします。

(3)検索結果

検索結果はこんな感じです。

コカ・コーラと複合キーワードごとに、

  • 月間平均検索ボリューム
  • 競合性
  • 推奨入札単価

などが表示されます。

無料で利用していると、月間平均検索ボリュームは「1000~1万」や「1万~10万」でざっくりしていますが、ブログ初心者としてはこれ以上のデータは不要です。

ここで大事なのは、別に「月間平均検索ボリューム」が多ければ多いほど良いというわけではない、ということです。

大事なのは、「検索している人の気持ちがわかりやすい複合キーワード」です。

「検索意図(けんさくいと)」と呼ばれますが、要するに、この複合キーワードで検索した人たちは、一体何がしたかったのか?というのがわかりやすい複合キーワードを探すのが大事からです。

なぜなら、月間平均検索ボリュームが大きすぎると、それだけ「検索意図がぼやっとしたもの」になりがちです。

例えば、

  1. 「旅行 飛行機」で検索する人
  2. 「九州旅行 飛行機」で検索する人
  3. 「長崎旅行 飛行機」で検索する人
  4. 「長崎旅行 LCC」で検索する人

は、当然、「旅行 飛行機」で検索する人がボリュームとしては1番多いです。

しかし、検索意図で考えてみると、「旅行 飛行機」が最もあいまいです。

そういうわけで、「月間平均検索ボリューム」はただの目安ですが、これが「読者目線」になります。

むしろ、「月間平均検索ボリューム」が少ないものの方が、検索意図がハッキリしていて、記事にしやすい場合が多いです。

「カテゴリー名」に使えないか?とか、「新しい記事を書くネタにならないか?」ということを考えてみてください。

検索意図がハッキリしているものほど、カテゴリーから記事を探しやすくなりますし、新しい記事の反応も良くなるでしょう。

最後に

5千文字を超えてしまいましたが、足らない部分もあるかと思いますので、後日、別の記事でフォローします。

大事なのは、「とことん読者目線」でカテゴリーを整理するということです。

1度、カテゴリー名(親カテゴリーも子カテゴリーも)をGoogleで「検索」してみてください。

それで検索する人が誰もいないような「自分だけわかるカテゴリー名」をつけていませんか?

1つ1つの記事を埋もれさせている原因は、自分ですよ。

関連記事>>>読者が分かりやすいブログのカテゴリー名の決め方

さあ、さらにレベルアップしてきます。次は70記事への道です。

次の記事へ>>>ブログ初心者が70記事までに資産記事に改善すべきリライト戦略
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クロネ@趣味ブロガー
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ブログ歴21年。法人第8期。ブログのおかげで会社を辞めて育児セミリタイア中。人生を豊かにする本の紹介、個人事業&マイクロ法人の情報発信。妻に片想い中。
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