ブログを読み終わった人に行動してもらうための「記事下CTA」
最後まで記事を読んでくれた人がその「次」にどういう行動をとるか、そこで重要になってくる言葉が「CTA(コール・トゥ・アクション)」です。
CTAとは、行動(Action)を喚起(Call)する、つまり、こちらがとってほしい行動に誘導することを意味します。
- twitterでシェアしてほしい→twitterのボタン
- AdSenseで収益化したい→AdSenseの広告
- コメントが欲しい→コメント欄
- メルマガに登録して欲しい→メルマガ登録フォーム
- プロフィールを見てほしい→プロフィール記事へのリンク
- 他の記事も読んでほしい→関連記事
がそこになければ行動できませんよね(この記事ではこういうものも含めて広い意味でCTAと説明しています)。
そして、記事を読み終わった人が最後に見るのが「記事下」です。
当然、記事下でいかにCTA(行動喚起)をするかが重要となります。
・・・といってもなんか難しそうなので、常にこう問いかけてください。
「この記事を読んだ人に、自分は何をしてほしいんだろう?」
「次」を意識していないブログが多すぎる
大変残念なことに、「読者の行動」が意識されていないブログがほとんどです。
もちろん、Word Pressで言えばSNSボタンや関連記事の表示などが充実していますが、なんとなくやっている人が多いでしょう。
最初から意識的にする方が難しいので当たり前なのですが、だんだんブログ運営が進んでいったら必ず考えてください。
この記事を読んだ人は、どんな行動をしてほしいのかと。
ブログ全体のCTAと記事自体のCTA
あまり意識されていませんが、「ブログ全体」と「記事自体」でCTAの役割を分けて考えるとスッキリします。
「ブログ全体のCTA」というのは、全ての記事に共通する記事下CTAです。
例えば、SNSでシェアするとか関連記事を読んでもらうというのは、全ての記事に共通することです。
一方、「記事自体のCTA」というのは、個々の記事の独自の記事下CTAです。
例えば、「ある商品」を紹介する記事であれば、最後にその記事だけ「商品に関するアフィリエイトリンク」を張るようなものです。
・・・おいおいクロネさんよ、何当たり前のことをわざわざ名前を付けて分類しているんだよ、と思っているかもしれませんが、いいかいみんな、物事っていうのは分解して考えるのがとっても大事なんだぜ。
それができてない人がいるからこんな当たり前のことに名前をつけて意識してもらおうと思ってるんだよ。
記事下CTAの目的をハッキリさせよう!
さて、前置きが長くなりましたが、具体的にどんな行動があるか確認しましょう。
大事なのは目的です。
方法についてはいろいろありますが、結局のところ、それは何かの目的のための「手段」でしかありません。
みんな「手段」は大好きですが、目的を達成するために手段があることをもっと意識しましょう。
本当は「SNSで拡散してもらいたい」のに、SNSのボタンが「1番下だけ」にあったら目的を果たせないかもしれませんよ?
つまり「目的」は、記事下という場所をめぐる「優先順位」の戦いにおいて重要な判断基準なのです。
目的1:SNSで拡散してもらいたい
□twitterでシェアしてもらう
□Facebookでシェアしてもらう
□Facebookでいいねしてもらう
□はてなブックマークでシェアしてもらう
(例)SNSボタン
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目的2:リピーターになってもらいたい
□twitterでフォローしてもらう
□Facebookでつながってもらう
□Pocketで保存してもらう
□Feedlyで購読してもらう
目的3:反応をもらいたい
□コメント欄でコメントしてもらう
□はてなブックマークでコメントしてもらう
参考 仕事と心のアウトプット「ブログにコメントをもらえるようになった理由」
コメント欄は1番下にあることも多いですね。これは、1番下にあってもコメントしたい人は来てくれるからです。したがって、コメント欄は基本的に1番下でいいと考えています。
目的4:さらに他の記事を読んでもらいたい
□「別の記事」をピンポイントで読んでもらう(ランディングページ含む)
□「関連記事」を読んでもらう(自動的に表示)
□「人気記事」を読んでもらう(自動的に表示)
□「おすすめ記事」を読んでもらう(手動で表示)
□「プロフィールとプロフィール記事」を読んでもらう
(例)おすすめ記事と関連記事
(例)プロフィールとプロフィール記事
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目的5:アクセスを増やしたい
□ブログランキングへのボタンをクリックしてもらう
カテゴリーによってはアクセスも増えますが、カテゴリーによっては何の効果もないですね。
目的6:稼ぎたい、紹介したい
□Google AdSenseをクリックしてもらう
□アフィリエイトリンクをクリックしてもらう
□純広告をクリックしてもらう
□公式サイトへのリンクをクリックしてもらう
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目的7:ネットで集客したい
□メールマガジンに登録してもらう
□無料PDFのダウンロードをしてもらう(本来の目的はメール登録)
□LINE@に登録してもらう(友だち追加)
リストを取りたいのであれば、他の記事下CTAはむしろ邪魔になる可能性もあるので、この部分を強調して、他の記事下CTAをバッサリ切っているものもあります。
目的8:リアルで集客したい
□セミナーへの申込みをしてもらう
□イベントへの申込みをしてもらう
他にもあると思うんですが、よく利用されるものを並べました。
「記事自体の記事下CTA」として重要なのは次の2つですね。
□「別の記事」をピンポイントで読んでもらう(ランディングページ含む)(内部リンク)
□アフィリエイトリンクをクリックしてもらう(外部リンク)
ランディングページというのは、トラネのマネー講座で言えば「【限定特典付】アフィリエイトに特化した現役税理士Kが教える確定申告・節税マニュアル」ですね。
(例)ランディングページ
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逆にそれ以外の記事下CTAについては、「ブログ全体」で一括して設定することになるでしょう。
たいていのWord Pressテーマでは、簡単に設定できると思います。
おそらく上記に挙げた1つだけではなくて「複数の組み合わせ」になると思いますが、自分の中でどれが優先順位として高いのかは、ブログ運営が進むにつれて変わってくるので、常に同じではなく、少しずつ変えてみてください。
記事下CTAに関する記事を紹介
さて、今回は考え方を紹介したかったので、「もっと実際の具体例を教えてほしい」ともやもやしている人が多いと思うので、既にまとめている方の記事をご紹介します。
*Naifix:ブログで反応率が一番高いのは記事直下!みんなのデザインを見てみよう
CTA配置とデザインはブログによって様々です。広告・SNSボタン・関連記事を設置しているブログが多いですが、順番や見せ方によって反応率が変わるので何が最も効果的なのか、検証しながら試してみてください。
ちなみにこのブログでは、記事下にシェアボタン→広告→関連記事という並びで配置しています。広告を先に配置していたこともあったんですが、それだとシェアされる前に離脱してしまうので現在の形になりました。
運営者のElloraさんが書かれているように、ためしてガッテンですぜ。
*ウェブ参謀:成約率の上がるCTAとは? 3種類7つの方法を紹介
たとえば、ボタンに記載する文字をただ単に『CLICK』のようにするのではなく、
『(ボタンを押して)購入画面に進む』
『(ボタンを押して)値段をチェックする』
『(ボタンを押して)記事をシェアする』
などのように、とってほしい行動を直接、視覚に訴えかけるようにするということです。
ブログ運営でも参考になる部分がありますが、リンク張っておけばクリックしてくれるだろうなんて言うのは、書き手の「思い上がり」ですからね。
終わりに
記事下CTAについてご紹介しましたが、この記事のことは忘れても、これだけは意識して記事を書いてみてください。
「この記事を読んだ人に、自分は何をしてほしいんだろう?」
でもそれすら難しいという方は、
「この記事を読んだ人に、次はどの記事を読んでほしいんだろう」
と考えてみてください。
ちなみに、私があなたに読んでほしいのはこの記事です。
内部リンクなめたら許しまへんでぇ( ˘ω˘ )
次の記事へ>>>読者に喜ばれる「内部リンク」を張るための12のチェックポイント
おっと、もう1つありました。
次の記事へ>>>読者に喜ばれる「外部リンク」を張ってますか?
でもやっぱりシェアしてほしいな。
・・・という風にすると、結局、選択肢が多くてごちゃごちゃしていると何も行動しないという結果もありうるので、記事ごとに優先順位をつけてみてください。