記事の書き方

そのブログには、『あなた』がいない。某キュレーションサイト事件の教訓

kurone

実は、このブログの各記事は、次のことを意識して書いています。

  • 記事タイトルにはキーワードを入れる(1~2個)
  • 記事を読むメリットをタイトルから感じさせる
  • 見出しにもキーワードを入れる(最低1個)
  • 見出しの下には画像を入れる(他の画像がない限り)
  • 文字数は2000文字を目安

他にもいくつかありますが、このブログ記事の書き方と、100記事10段階講座で教えている内容のいくつかは「某キュレーションサイトの外注マニュアル」と共通しています。

※「見出し下の画像」はこのブログ記事もやってますが、やりすぎると「キュレーションサイトっぽくなる」ので個人的には積極的におすすめしていません(別の記事で書きます)。

※「文字数」も少ないからだめとか多いからいい、ではないので文字数に振り回されないでください。

某キュレーションサイトの教訓

このブログでは、ブログ初心者向けに記事を書くためのテンプレートを提供しています。

関連記事>>>ブログが簡単に書ける「記事の書き方テンプレート」

ブログテンプレート

そして、別の記事ではブログ初心者でも簡単に自分の好き・得意・趣味について「人の役に立つブログ記事」を書く方法をお伝えしています。

関連記事>>>書き込むだけで「役に立つブログ記事」が発見できるシート

「ブログ初心者でもそれなりの記事が書けるテンプレート」とは、「記事作成を外注する際のマニュアル」ともいえます。

某キュレーションサイトの場合は、大変残念なことに「質は関係なくとにかくキーワードに基づき記事を量産すること」をわかりやすい目標(KPI)にしてしまったために、とんでもない内容の記事を次々と生み出しました。

しかし、私も某キュレーションサイトの1つとずっと検索順位で戦っていたのですが、残念ながら勝てませんでした(いろいろな要因がありましたが)。

ようやくでたらめが許されなくなったのは、「医療系」の記事が社会問題になって自らサイトを閉鎖しなければならなくなったからですが、Googleは排除できなかったわけです。

この事件で、「Googleは神ではない」という思いを強くした人もたくさんいるでしょう。

・・・しかし、もし各キュレーションサイトの「記事の質」が社会問題にならない程度にマトモならどうなっていたのでしょうか?

大量の記事を書くコストを考えると記事の質が「高いレベル」にするのは困難だと思います。

しかし、質が高いまではいかなくても、「マトモなレベル(マトモに見せかけたレベル)」ならたどり着けるかもしれません。そうなれば、今の状態では誰も止められません。

某キュレーションサイト

SEO対策・・・戦略的

記事の質・・・ヤバイ⇒次はマトモ?

だから私は事件後もずっと考えていました。

一方で、質の高い記事を書いているのに検索上位になかなかならないと嘆いていた方も多かったと思います。

【某ブロガーさん】

SEO対策・・・???

記事の質・・・高い

それはSEO対策がよくわからないので記事を書いてもGoogleに届かなかったのが最大の原因です。

たとえ第二のキュレーションサイトがマトモになっても、それより質の高い記事がSEO対策を知らないことで検索上位にいないっていうのはやっぱりおかしいんじゃないかなあ、という問題意識がありました。

だったらこうすればいいじゃないか、という作戦を思いつきました。

  • SEO対策・・・戦略的
  • 記事の質・・・高い

この2つを両立するために始めたのが、この「クロネのブログ講座」です。

・・・しかしこの作戦には、1つの問題があることも知っていました。

私の記事テンプレートの最大の欠点

1番わかりやすい例として、先ほどご紹介した「私の記事テンプレート」の最大の欠点をお伝えしましょう。

それは、わざと情報を主役にしているという点です。

自分が好きなものを書くとき、それが誰かの役に立つかなんてことを一度も考えたことがないかもしれませんが、相手のことを考えていかに「情報」を伝えるかを考えると、読者にもGoogleにも読まれる記事ができます。

その点においては情報が主役であることは最大の長所であり、検索エンジンからの流入を増やすためには、この考え方がどうしても必要です。

しかし、最大の欠点として、キュレーションサイトと同じような記事ができあがります。

記事テンプレートを提供すると、「自分」ではなく「情報」に焦点を当てる割合が増えるため、「自分のブログ記事なのに、自分以外の誰でも書けるものになっている」という状態になることがあります。

誤解のないように言うと、記事テンプレートは使ってください(笑)

そうしないと相手のことを深く考えることはなかなかできません。

そして、最初から個性豊かに書ける方は記事テンプレートに従っても何の問題も起こらないのですが、使えば使うほど「これでいいのか?」と不安になる方も出てきたので、こんな記事を書いています。

だから私は、あるときつぶやきました。

このつぶやきをした結果、自分の好きなことを誰のことも考えずに書いたら楽しかったです!という方が何人もいました。

  • 誰かが読んでくれるかどうかなんてどうでもいい
  • 検索需要なんてどうでもいい
  • 役に立つ記事を書かないといけないとかどうでもいい

そんな風に、ただただ自分の情熱だけで書くことで、自分が好きなものについて書く楽しみに気づいたようでした。

テクニックを越えろ!

「いやでもクロネさん、それだと元のふつうのブロガーに戻っちゃうんじゃないの?」

という疑問もあるかと思いますが、そうかもしれませんし、そうではないかもしれません。

なぜなら次のような「テクニック」を知った時点で、何も知らない時とは全然違うからです。

  • 記事タイトルにはキーワードを入れる(1~2個)
  • 記事を読むメリットをタイトルから感じさせる
  • 見出しにもキーワードを入れる(最低1個)
  • 見出しの下には画像を入れる(他の画像がない限り)
  • 文字数は2000文字を目安

・・・でも、テクニックはある程度記事を書いていたら、きっと意識しなくても自然とできるようになりますし、そもそもテクニック自体が通用しなくなる時がきます。

そうなったときにキュレーションサイトとブロガーを分けるものが、「自分の好き・得意・趣味に対する情熱」です。

キュレーションサイトの場合は情熱を入れるとむしろ記事のバランスがおかしくなるので、今後も無理でしょう。

テクニックはこのブログにいろいろ書いてあります。

でも、それはあくまでも「情熱」を活かすための補助的なものに過ぎません。

だから早く、テクニックを越えてください。

」は、師や流派の教え、型、技を忠実に守り、確実に身につける段階

」は、他の師や流派の教えについても考え、良いものを取り入れ、心技を発展させる段階

「離」は、一つの流派から離れ、独自の新しいものを生み出し確立させる段階。

出典「しゅ‐は‐り【守破離】|デジタル大辞泉

まあ、それだけだと抽象的なので具体的にできることを言うと、7~9割くらいはブログ講座の方法(記事テンプレートなど)を守って「情報」を主役に、1~3割くらいは好きなように「自分」を主役にして、記事を書いてみてください。

そうすれば、100%情報しかないキュレーションサイトと違って、そのブログには、『あなた』がいます。

もっと言えば、twitterやInstagramなどのSNSで積極的に交流してください。

つまり、キュレーションサイトにできないことをどんどんやるってことです。

関連記事>>>ブログ初心者が100記事までに始める趣味ブロガーのSNS戦略

終わりに

誰も信じないと思いますが、実はこのブログ講座は、「某キュレーションサイト」が”再び”立ち上がったときに情報汚染から人類を守るために設計された講座です。

たぶん、ヤバい記事を書かないと思いますが、それでも「マトモに見せかけた記事」ばかりになると思います。

1人でキュレーションサイトに立ち向かうことは不可能です。

でも、1000人の個性の異なるブロガーが100記事書けば、10万の記事になります。

1万人の個性の異なるブロガーが100記事書けば、100万の記事になります。

自分の好き・得意・趣味への情熱によって書かれた質の高い記事は、お金を払って外注して手に入れることは困難です。

私はそういう質の高い記事をお金をかけずに世の中に増やすために、こうやってブログ講座を開いています。

最後に、どこかで聞いたことのあるこの言葉で締(し)めましょう。

危機は去った。

だが我々は油断してはならない。

必ず第二、第三のXXXXがやってくるのだから。

ちなみに第三のXXXXは、「AIによるキュレーションサイト」だと妄想しています。

次の記事へ>>>ブログ初心者はただの日記ではなく「過去の自分」を救う記事を書け!

記事の感想を楽しみにしています。
今後の更新の励みになります^^
ABOUT ME
クロネ
クロネ
趣味ブロガー
ブログ歴21年目。妻に片想い中。
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