【書評ブログは稼げない!】本の紹介でマネタイズが難しい理由6選
書評ブログを書いていますがなかなか収益化できません。どうしたらいいでしょうか?
よくある質問の1つなので、記事にします。
最初に結論を書くと、今からだとしても
書評ブログで稼ぐことはおすすめしません。
そもそもここは「稼げる場所」ではありません。
私自身も本が大好きで、最初のブログは「書評ブログ」でした。
そして、収益はゼロでした。
10記事くらい書いてすぐに次の6つの理由に気づき、私は書評ブログで稼ごうとするのをやめました(当時)。
- そもそもアクセスが少ない
- 差別化がしにくい
- ライバルが多すぎる
- 情報価値がすぐに劣化する
- 検索者は「読んだ人」
- 本は売れても数十円
この記事では、書評ブログの稼ぎ方について自分の経験を踏まえて書いていきます。
1.そもそもアクセスが少ない
アクセスが少ないのは、アクセスが少ないところで書いているからです。
ほとんどの書評ブログはアクセスが少ないところで書いています。
- 「本のタイトル名」を知っている人自体が少ない
- そもそも検索する人が少ない
などなど。
自分のブログへのアクセスが少ないと嘆く以前に、そもそもアクセスする分母が少ないところで記事を書いていないでしょうか?
ちなみに今でもアクセスが多いところとしては「漫画」の「考察系」ですが、著作権のリスクと隣り合わせです。
ファスト映画を作っていた人たちが逮捕され、2022年5月19日に大手の映画会社などが5億円の損害賠償を求める裁判を起こしました。
ネタバレ漫画ブログはどこまで大丈夫なのでしょうか。わかりません。
2.差別化がしにくい
同じ本に関する書評について見ていくと、みんな同じように「本のタイトル名」や「著者名」を記事タイトルに入れます。
そこにプラスして
- 書評
- 感想
- ネタばれ
といった似たようなキーワードを入れるので、検索結果で差別化もできません。
もしあなたが有名人なら、Twitterで拡散すると
「○○さんが紹介したからきっといい本だ!」
と売れるかもしれませんが、瞬間最大風速で一時的なものです。
そもそも有名なら本で稼ぐよりもっと効率的な方法はたくさんあります。
なぜそんな人がわざわざ手間をかけて本を紹介するの、ということです。
そもそも有名になるための努力が必要ですね。
3.ライバルが多すぎる
2と合わせて考えたいのがライバルの多さです。
同じ本について出版されたらヨーイドンで同じジャンルが好きな人たちがどんどん記事を書いていないでしょうか?
スピード勝負になるのか切り口勝負になるかは分かりませんが、ライバルが多いです。
また、ライバルはブロガーだけではありません。
amazon自体のレビューが充実しているので、ブログを読まなくてもamazonのレビューを見て満足という方も多いと思います。
そして最近はYouTubeの動画で本について知る人がたくさんいます。
内容は気になるけど、本を読むのが面倒くさい人が増えていて、動画を好みます。
そういう人も同じ時間を取り合うライバルです。
4.情報価値がすぐに劣化する
Googleトレンドというツールを利用して検索需要を見ると、本は出版された後に需要が大きいことがわかります。
芥川賞を受賞した『火花』(2015年当時)も、検索されたのは長い目で見れば一瞬です(「書籍、文学」でフィルターをかけてみました)。
どうしても書評の旬というのは出版された後が大きく、その後だいぶ少なくなる傾向にあります。
検索需要に限って言えば、ブログが提供する情報価値がすぐに劣化するのです。
5.検索者は「読んだ人」
私が1番マネタイズが無理だと思った理由がこれです。
検索する人はかなりの確率で読んだ人です。
例えば自分が小説のタイトルで検索するときはどんなときですか?
私の場合、小説を読み終わった後で、他の人はどんな感想だろうかと探すときがほとんどでした。
まだ読んでいないのに「ネタばれ」に出会ってしまったら台無しですからね。
そうすると、検索されても本を買っている人がやってくるので、そこにamazonのリンクを貼ってもなかなか買ってくれません。
ビジネス書なら、ネタバレしても特に影響がないのでブログの感想を見て判断することもあるかもしれませんが、小説や漫画だとなかなか難しいと考えます。
昔は「おすすめ漫画100選」とかで1万字オーバーの長文勝負をする時代もありましたが、今はGoogleのコアアプデで飛ばされて、やる人も少なくなりました。
6.本は売れても数十円
おすすめ漫画100選で仮に1位をとっても、稼げるのでしょうか?
そもそも漫画自体が売れても1冊あたり数十円です。
全巻セットで数十冊あって多少まとまった収益になるかどうかです。
ふつうのブログなら月に10冊売れてやっと数百円?
月に本が100冊売れても大きなお金になりません。
もともと本の定価が低い上に、利益が薄いです。
だから紹介料として支払われる金額が少ないのはどうしようもありません。
小説やビジネス書が売れても同じでしょう。
漫画の電子書籍の方がまだ望みはありますが、さて、あなたが紹介したいのは漫画でしょうか。
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まとめ
- そもそもアクセスが少ない
- 差別化がしにくい
- ライバルが多すぎる
- 情報価値がすぐに劣化する
- 検索者は「読んだ人」
- 本は売れても数十円
さて、私は書評ブログでお金を稼ぐことはできませんでしたが、そんなことは気にせず続けていました。
なぜなら、同じ本を楽しむ仲間がいたからです。
書評ブログでお金を稼ぎたかったのではなく、同じ本の感想をお互いに読みあっていたからです。
- そもそもアクセスが少ない→本仲間がいれば十分
- 差別化がしにくい→差別化する必要がない
- ライバルが多すぎる→同じ本仲間がたくさんいるということ
- 情報価値がすぐに劣化する→そのときどきでワクワクしていたからOK
- 検索者は「読んだ人」→ようこそ本仲間
- 本は売れても数十円→最初からあてにしていなかった
もしお金のためだけに書評を書くのであればもったいないというのが正直なところです。
このブログは自分の好き・得意・趣味で月1万円を稼ぐことを1つの目標にしていますが、私自身は書評ブログでそれを達成できませんでした。
今からだとしても
書評ブログで稼ぐことはおすすめしません。
稼ぎたければもっと簡単な方法は他にあるのに
「書評ブログで稼げませんか?」
と固執していると、遠回りになります。
「本を楽しむ」ことと
「書評ブログで稼ぐ」ことを
無理やり両立しようとしていませんか?
もしそれで苦しんでいるのであれば、書評以外で稼ぐことを考えた方がいいでしょう。
・・・そもそも、書評で稼ぐ必要なんてあるんですかね?
自分の本について書くだけで、楽しいと思いませんか?
私は稼ぐために書評ブログをすすめることはできませんが、
人生を楽しむためなら、書評ブログを全力でおすすめします。
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