稼げない理由

まだ「勝てない現場」で消耗してるの?あなたの最大の敵は、多すぎる○○の○○

kurone

島田紳助さんが2007年3月にNSC(吉本総合芸能学院)大阪で一度だけ行った特別講義(もとは『紳竜の研究』として動画)の内容を書き起こした本、『自己プロデュース力』から、私がブロガーとして参考にした部分を引用しながらお届けします。

これは書評ではありません。

私が本を読んで何を考え行動したのかという流れを書いています。

そもそもこのシリーズは、既に100記事以上書いていたけど、「アドセンス? 何ですかそれ?」みたいなことを言っていた「5年前の自分」に向けて書いているので、まだ100記事に到達していない人や、ブログで稼ぐつもりが全くない人はまた気が向いたときにでも読んでみてください。

勝てない現場には行かない

当時の僕はよく仕事をすっぽかしました。

(中略)

実は、仕事をすっぽかしたのには理由があったんです。

それは、「勝てない現場には行かない」ということ。

島田紳助・著『自己プロデュース力』19ページ

「現場」っていうとピンとこないと思いますが、例えば、イチロー選手が「サッカースタジアム」でがんばっていたら、どう考えてもおかしいですよね(イチロー選手がサッカーが得意だったらすみません)。

イチロー選手の現場は「野球場」じゃないですか。

これは極端なんですが、誰しもが「勝てる現場」と「勝てない現場」をもってます。

例えば私なら「ブログ」は勝てる現場ですが、「インスタグラム」は勝てない現場です。

インスタグラムの世界観を見た瞬間に、これはどんなにがんばってもインスタグラムで上は目指せないとすぐに悟って捨てました。

逆に「インスタグラム」はどんどん上を目指せるけど、「ブログ」は無理!という人もたくさんいるでしょう。

そういう方が「ブログ」でがんばっても苦しいだけです。

まだブログで消耗してるの?

そうそう。

消耗で思い出したんですが、「仮想通貨」なんかも勝てない現場ですね。

私はイケダハヤトさんが仮想通貨を開始した時点で、すっぱりと捨てました。

自分で趣味程度にすることはあっても、それでどうこうは考えないようにしました。

私にとっては瞬時に「勝てない現場」だと悟ったからです。

今や仮想通貨はアフィリエイトで稼げるジャンルの1つに急速にのし上がりましたね。いつなくなるかはわかりませんが。

そもそも、「ブログ」で稼ぐこと自体がおかしいのかもしれませんね。

いつもtwitterでつぶやいてますが、なぜブログで稼がないといけないんですか?

「頑張っても結果が出ない」というのであれば、もしかして、自分が「勝てない現場」で頑張ってるからじゃないですか?

つまり、努力が足りないのではなくて、自分がいる場所がそもそも間違いかもしれないんですよ(努力しない人は論外です)。

いつも言ってますけど、ブログは趣味で楽しむだけにして、稼ぎたかったらメルカリで転売した方がよっぽどコスパは良いですよ。

クロネのブログ講座は、あなたが本当にブログで稼ぎたいのかを問いかけるブログです。

関連記事>>>月収100万円ほしいって本心なの?本当にほしいのは「時間」じゃないの?

だって稼げなくてもブログは楽しいんですよ。

私は10年間収益0円でしたが、楽しくてたまりませんでした。

今収益が0円になっても、ブログは一生続けますからね(*‘∀‘)

「本当の客」を見極める

だから、「勝てない現場には行かない」「勝てる現場では必ず勝つ」、自分の中でそう決めてて、それにはちゃんと根拠もあったけど、会社からしたら単なる生意気な奴にしか見えなかっただろうね。

(中略)

その代わり、若い客が多い時はおもいっきりやりました。

こんなことをしたら本当はいけない。でも、そこにもやっぱり理由があるんです。

それは、「自分たちのターゲットは二十歳から三十五歳の男だ」というもの。

島田紳助・著『自己プロデュース力』23-24ページ

さて、仮に「ブログ」があなたにとって勝てる現場だとしましょう。

まあ、そんなことはやってみないとわからない面も当然あるんですが、注意しないといけないのが「ターゲット」です。

著者が「20歳から35歳の男性」を笑わせるターゲットとして設定したのは、自分に近い世代で感覚が近いので笑わせやすいという理由からでしたが、これはブロガーも全く同じです。

ブログ初心者はただの日記ではなく「過去の自分」を救う記事を書け!」という記事を書きましたが、これも自分と同じような経験をしたり思いを抱いた人がターゲットです。

明らかに響きます。

例えば、他のブロガーには受けるけど、あれ、自分の記事を読んでほしい人ってブロガーだっけ?みたいなことを常に問いかけてください。

「プロブロガー」ならそれでいいでしょう。

「他のブロガー」=お客さんです。

関連記事>>>収益報告・ブログ論は稼げる?ブログ運営記事の収益化の方法10選

でも、私みたいな「趣味ブロガー」は、記事を読んでほしい人は、むしろブロガーではなかったりします。

自分と同じ、好き・得意・趣味について共有できる人に読んでもらいたいのです。

もちろん、その中には同じ好き・得意・趣味を持つブロガーがいるのは全く問題ありません。

ただ、内輪だけで盛り上がりたいのであれば、稼ぐことはあきらめましょう。

楽しむだけにしましょう。

「こいつらを笑わすことは簡単やから、こいつらを笑わしにかかってしまう。その時、俺たちは終わる」

(中略)

「漫才をやる時は、目の前に座ってる女の子じゃなくて、カメラのレンズの向こうにおる、コタツに入ってテレビを観てる兄ちゃんたちを笑わせにかかれ」

島田紳助・著『自己プロデュース力』26ページ

プロブロガーは、「目の前に座ってる女の子(=他のブロガー)」を笑わせないといけないんです。

でも、趣味ブロガーは、「コタツに入ってテレビを観てる兄ちゃんたち(=ブロガーじゃない人)」を笑わせないといけないんです。

どうも自分の周りにはブロガーばかりが集まっていると思ったら、それは「ブロガー受け」してるんです。

そして、それをやって稼ぎたいならプロブロガーコースに行った方がいいでしょう。

まあ、どっちも本気で笑わせるのは大変ですけどね。

誰でも笑わせることができるのがいい漫才?

今はお笑いも細分化されている。でも、僕らの時代は違いました。

「漫才は子供からおじいちゃんおばあいちゃんまでを笑わさなければいけない」

「誰でも笑わすことができるのがいい漫才」という定義があって、そう教育されてきました。

でも、僕は「これからはそうじゃない」と教科書を書き換えた。

島田紳助・著『自己プロデュース力』24ページ

ブログ記事は、できる限りたくさんの人に読んでもらいたいですよね。

「みんな」に読んでもらいたいですよね。

このブログ講座では「誰」に対して記事を書いているかについて徹底的にこだわってます。

関連記事>>>書き込むだけで「役に立つブログ記事」が発見できるシート

このシートを使ったら、絶対に「みんな」に向けて書くことはできないようにしています。

「みんな」って誰ですか? そんな人いないんですよ。

いるのは「1人1人」です。

そもそもこの記事だって、冒頭で書いたように私は「たった1人」のためにしか書いてません。

だからその人以外の人が「私には全く意味が分からない」と思われても全然かまわないんです。

なぜなら、私は「たった1人」に向けて書いているから。

「たった1人」の心を動かすために書いているからです。

・・・なんだよ、たった1人の心を動かしたところで、アクセスも何もないし、意味ないやんか、と思うかもしれませんね。

でもね、「たった1人」の心も動かせない人が、どうやって「みんな」の心を動かしていくんですか。

スマートフォンなのか、タブレットなのか、あるいはパソコンなのかわかりませんが、画面の向こうにいる「あなた」の心を動かすために書いてるんですから。

今回の件から得るべき教訓

先日、某アフィリエイターさんと話していたときに出た共通認識は、結局、大事なのは何をやらないか、つまり「捨てる」ことだよね、ということでした。

とにかく自分が勝てない現場には行かない。

つまりそれは、勝てない現場を捨てるということ。

とにかくみんなに向けて記事を書かない。

つまりそれは、ターゲット以外の人を捨てるということ。

これを言い始めるとブロガーよりアフィリエイター寄りの話になっちゃいますが、もし、今までのやり方に疑問を持っていたら、「捨てる」ことを考えましょう。

インターネットを通じて他人の意見がなだれ込み、私たちにああすべきこうすべきとうるさく指図します。これにより、私たちは大きなプレッシャーを感じています。

出典『マンガでよくわかるエッセンシャル思考』グレッグ・マキューン著、22ページ

だってあなたの最大の敵は、多すぎる他人の意見だから。

多すぎる他人の意見で消耗している限り、前に進んでいるのかさえも分かりません。

だから、早く捨ててください。

ブログ運営本よりもライティングの本よりも、もっと読むべき本があるんですから。

次の記事へ>>>ブログ初心者がまず読むべき本は、「ブログ運営本」ではない!

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クロネ
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趣味ブロガー
ブログ歴21年目。妻に片想い中。
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