まずは「自分だけの教科書」をつくれ!400個のブログを分析して気づいたこと
島田紳助さんが2007年3月にNSC(吉本総合芸能学院)大阪で一度だけ行った特別講義(もとは『紳竜の研究』として動画)の内容を書き起こした本、『自己プロデュース力』から、私がブロガーとして参考にした部分を引用しながらお届けします。
これは書評ではありません。
私が本を読んで何を考え行動したのかという流れを書いています。
そもそもこのシリーズは、既に100記事以上書いていたけど、「アドセンス? 何ですかそれ?」みたいなことを言っていた「5年前の自分」に向けて書いているので、まだ100記事に到達していない人や、ブログで稼ぐつもりが全くない人はまた気が向いたときにでも読んでみてください。
自分だけの「勝ちパターン」を作れ!
僕がまずしたのは「教科書」をつくることでした。
漫才には教科書がない。だからこそ、僕は十八歳でこの世界に入った時、自分で教科書をつくろうと思ったんです。
「これで勉強したら、絶対売れる」という「教科書」を。
島田紳助・著『自己プロデュース力』11ページ
私がGoogle AdSenseに出会ってすぐしたことは、ブログで稼ぐための教科書が必要だ、ということでした。
関連記事>>>月間8万PVで月間収益0円だったある趣味ブロガーの話
月間8万PVあれば、月1万円を超えるのはすぐでした。
しかし、そこから先のことを考えると、このままではいけないと思って、まずは自分の今までの方法と自分以外の人の方法を研究することにしたのです。
なぜなら、私には本業以外でお金を稼ぐ必要があったからです。
しかし、「自分だけの教科書」という言葉はわかったようなわからないようなですよね。
だから私はこう考えます。
「自分だけの勝ちパターン」です。
これをやったらPVでも収益でも稼げるというブロガーとしての勝ちパターンをまず探すところからはじまりました。
400個のブログを分析して気づいたこと
僕は自分が「オモロイ!」と思った漫才師の漫才を、片っ端からカセット・テープに録音していきました。
(中略)
そうやって録音した漫才を、今度は繰り返し再生して紙に書き出していく。書き出すことで、なぜ「オモロイ!」のかが段々とわかってきたんです。
島田紳助・著『自己プロデュース力』12ページ
私の場合は片っ端からブログを分析していきました。
数はうろ覚えですが、1年間くらい毎日1つ以上は分析していたはずなので、たぶん400個くらいはブログを見ているはずです。
どういう風にその400個を探したのかは、企業秘密です。
記事自体を読むのではなく、
- ブログは何を使っているか
- どんなジャンルが強いのか
- SNSはやっているのか
- 検索エンジンを意識しているのか
- 記事タイトルはどうなっているのか
- 見出しはどうやって使っているのか
- アドセンスの広告の張り方はどうか
- アフィリエイトはどの案件でどのASPか
- 顔出ししているのか
- プロフィール記事はどう書いているのか
- 内部リンクや外部リンクは意識しているのか
- 内容は専門性があるのか、面白いのか
- 次にまた読みたいと思う仕掛けをしているのか
- 誰をリスペクトしているのか
などなど、「ブログ」自体を分析していました。
・・・ただ、こういうことを書くと「よし!自分もブログを分析しよう」と思う人がいると思いますが、やめておいた方がいいですよ。
注意しないといけないのは、人のブログばかり読むだけでは意味がないということです。
自分が記事を書いて試行錯誤しなければ、ブログを見ても気づきません。
実際、これはすごいと思ったブログを定点観測し続けると、自分のレベルが上がるたびに想像以上にすごいことをしていることに気づくようになってきました。
まあ、それは自分のレベルが上がっている証拠でもあるんですが、自分に実力がないと気づけないんですね。
だから、少なくとも100記事書いていない人は、他人のブログを読んでいる暇があったら自分のブログの記事を増やしてください。
マネしてはいけないブログを早く見つける。
僕たちがやろうとしていたのは「技術」よりも「感情」で伝える漫才でした。
「技術派」と「感情派」。
やすきよや、阪神・巨人は「技術派」。あの人たちは漫才の天才。
でも、僕と竜介は天才ではなかった。だから、「感情」で勝負するしかなかったんです。
島田紳助・著『自己プロデュース力』40ページ
さて、400のブログを分析した結果、自分の中で
- マネしてはいけないブログ
- 自分が目指すべきブログ
があわせて20ほど見つかりました。
そして、そのいずれのパターンだとしても月6桁~7桁は稼いでいることがなんとなく推測できるようになりました。
ちなみに、私が「マネしてはいけないブログ」の代表は、プロブロガーさんのブログです(笑)
この時点で、私の中でプロブロガーという立ち位置は完全に捨てることに決まりました。
島田紳助さんの言葉とは逆になるんですが、プロブロガーというのは「感情派」です。
プロブロガーは人の心を良くも悪くも動かす天才です。
でも私は天才ではなかった。だから、「技術」で勝負するしかなかったんです。
このブログのコンセプトは、
顔出し、炎上なし、オピニオン記事なし、ブログ論なし、収益報告なしでひっそりとブログを使って自分の好き・得意・趣味を生かした自動販売機化する方法を広めること
です。
そのためには、いかに「技術」を磨くかを考える必要がありました。
簡単に言えば、「SNS(感情)」ではなく「SEO(技術)」で自分だけの勝ちパターンを作ることにしたわけです。
そして、「自分が目指すべきブログ」の中には、実は多くのアフィリエイターさんがいました。
アフィリエイターさんが思う存分、SEO(技術)について身を削って得た成果をブログに書いていたのです。
それがいかにスゴイことなのかを、肌で感じていました。
まあ、私は「趣味ブロガー」という猫をかぶっていますが、「ブログアフィリエイター」です。
後日談というか今回のオチ
その「自分だけの教科書」っていうのがこのクロネのブログ講座っていうのは言うまでもないわけですが、全部頭の中にあったものを一度出してやろうと思って1か月まるまる使って50ほどの記事を書きました。
1つだけ残念な話をすると、これは「クロネだけの教科書」かもしれないってことですね。
「私」には合っているけど、「あなた」には合わないかもしれませんね。
だから、合わないと思ったらさっさと見切りをつけて他の方法に行ってください。
これは本気で言っています。
成功しているお笑い芸人さんだって、全然勝ちパターンが違いますよね。
どれが合っているかはやってみないとわかりません。
とにかく勝ちパターンを見つけるには、試行錯誤です。
ちなみに「クロネのブログ講座」は私にとっては教科書ですが、あなたにとっては「参考書」です。
それ以外で成功している「自分が目指すべきブログ」を見つけてください。
それが成功への近道です。
「俺のやり方に半年間付き合ってくれ。半年経ってもし結果が出なかったら、俺が間違っている。そうなったら、諦める。だから、それまでの半年間、付き合ってくれ」
島田紳助・著『自己プロデュース力』14ページ