ブログ読者を無視した長文記事なんていらない!まとめ記事の活用方法
ブログ初心者の中には、
「追加修正しているうちに気づいたら1万字くらいになったけど、これって読みやすいんだろうか?」
とか、
「同じシリーズでいくつか記事を書いたけど、1つにまとまっている方が読みやすいのかな?」
と疑問に思っている方もいると思います。
結論から書くと、次のような構成にすると解決します。
つまり、「まとめ記事」を中心にして、それぞれ詳しく書いた「個別の記事」が複数存在する状態です。
この記事では、(1)最初に「長文記事」についてまず私の考え方を書いた上で、(2)長文を保ちながら、かつ、読者に読みやすくするためのテクニックをお伝えします。
テクニックだけ先に読みたい方は、「まとめ記事+個別記事を作ろう!」で該当箇所に飛びます(ブラウザなどによって対応してなかったらスクロールして下さい)。
【2017/10/02 追記】
良い見本があったのでご紹介します。
参考 家事/節約コラム|@nifty不動産
※なお、私はこの「導入部(100~300文字以内くらい)」までのところで「離脱」してもいいと思って記事を書いています。なぜならここまでで読者の疑問・悩みが解決すれば、あとは読む必要ないからです。いきなり他の記事へのリンクを張るのも1つの工夫です。
※ちなみに記事の途中に飛ばす方法は、下記の記事を参考にしました。
参考 サルワカ
「長文」は誰のためか?
「長文SEO」といって、2000字より5000字、いやいや1万字の方が検索上位に表示されやすい!みたいな話があります。
例えば、「漫画 おすすめ」で検索してみると、多くのブロガーさんが血で血を洗う長文合戦を繰り広げています。
※各記事は相当工夫されているので、漫画自体よりも「記事の構造」を見るととっても勉強になりますよ。
漫画が100冊以上すすめられているので、長文にならざるをえないからでしょう。
長文がSEOに強いのは、「長文」だから強いのではなくて、「必要十分な要素」を入れた結果、長くなったと考えるのが自然でしょう。
つまり、長文が良いというのは結果だけ見た「結果論」に過ぎません。
まあ、SEOのことなんて正直、どうでもいいのですが、大変残念なことに、ブログ初心者はどうしても「無意味に長い記事」を書きやすい傾向にあります。
なぜなら、ブロガーさんの多くは、「文を書くのと読むのが好きな人たち」だからです。
※逆に短くていいようなもの(英単語やことわざを調べるようなもの)は、文字数が少なくても1位になってますよね。「必要十分な要素」を入れているから、検索する人は誰も文句を言わないので全く問題ありません。
相手が「全部読んでくれる」という勘違い
大変残念なお知らせをすると、ブログ記事を最初から最後まで全部読んでくれる人は少ないです。
自分の想いがあふれすぎて1万字も書いちゃった!と思っている方、残念ですが、ほとんどの人は最後まで読んでいません。
また、このことは記事内に書いたよ、というようなことをコメント欄で質問されることもありますが、どんどん読み飛ばされている証拠です。
ブログ記事を書くときは、「相手も全部読んでくれる」という考え方は捨ててください。
途中を飛ばしても分かるくらいの書き方でなければ、読みにくいのです。
つまり、長文になればなるほど、「ワケが分からなくなる」のです。
自分が逆の立場になったときのことを思い出してください。
じっくり読むブログ記事よりも、むしろ「流し見」するブログ記事の方が多くないですか?
見出しだけ追いかけたり、強調された文字だけ追いかけたりしていませんか?
それがふつうなのです。
だから、しっかり読ませるテクニックが使えないうちに文章だけ書かれても、読み手にはストレスが発生して、すぐに離脱します。
だって、「あなた自身」が普段、そうしてますよね?
大事なことは何度も形を変えて繰り返して書いた方がいいし、写真や図・表などビジュアル的な要素も入れたりして、ストレスなく読んでもらうのです。
「自分の好きなことを書く」のはもちろんOKです。
でも、「自分の好きなように書く」のでは今と変わりません。
大事なことは、読者にとって必要十分なことを、読みやすく書くだけです。
これ以外に答えはありません。
ブロガーは、Googleがどう考えるとかなんて、知ったことではありません(アフィリエイターならとっても大事ですが!)。
「誰」のために記事を書いているのかを忘れないでください。
参考 SEOコンサルタント.com
まとめ記事+個別記事を作ろう!
さて、読者にとって必要十分なことを、読みやすく書くのが大事ですが、説明しようと思ったら「長く」なる場合はたくさんあります。
そういう場合は、記事自体を削るのがまず1番です。
ただ、それでも長く書かざるを得ない場合に、長文を保ちながら、かつ、読者に読みやすくするためのテクニックをお伝えします。
このブログの中でも「ブログ初心者が100記事まで書き続けるための10段階講座」という記事がまとめ記事となっていて、10個の個別記事に分かれています。
本当はすべて合わせると「5万字」になるのですが、かなり削っても「3万字」です。そこで、10個の個別記事に分散しました。
※ふつうは上の図のように、個別記事の最後に「まとめ記事」に戻るようにリンクを張ればいいと思います。
※私は「固定ページ」を使ってますが、ふつうの記事と同じでもOKです。
さて、この構造を作る場合には、2つのパターン、「分割パターン」と「統合パターン」があります。
1.分割パターン
1つ目は、「追加修正しているうちに気づいたら1万字くらいになったけど、読者は読みやすいんだろうか?」というときに役立つ「分割パターン」です。
記事を分割して「複数の個別記事」を書いていきます。
この場合、「まとめ記事」が「元の記事」です。
まとめ記事の「見出し単位」で記事を書いていくとわかりやすいですね。
例えば、「30代4人家族におすすめの家電5選!」という記事を書いて「5つの家電」を紹介するとしましょう。それぞれについて書いていたら1万字になっちゃったみたいなケースです。
- テレビ
- 冷蔵庫
- 電子レンジ
- 洗濯機
- 掃除機
そこで、見出し単位で「個別記事」を作って、
- 30代4人家族におすすめのテレビは○○
- 30代4人家族におすすめの冷蔵庫は○○
- 30代4人家族におすすめの電子レンジは○○
- 30代4人家族におすすめの洗濯機は○○
- 30代4人家族におすすめの掃除機は○○
という記事タイトルで記事を書きます(タイトルはもうちょっと考えた方がいいですけどね)。
まとめ記事の方は、要約だけを書いて、個別記事にリンクを張ります。
30代4人家族におススメのテレビは○○の○○ですね。大画面はもちろんですが、子どもが触っても手あかがつきにくくて汚れが目立ちにくいからです。
>>>詳しくは「30代4人家族におすすめのテレビは○○」へ
※このとき、「詳しくはこちらへ」と「こちら」という言葉を書かないのがポイントです。
2.統合パターン
もう1つは、「同じシリーズでいくつか記事を書いたけど、1つにまとまっている方が読みやすいのかな?」という疑問に対する答えです。
この場合、「複数の個別記事」が「元の記事」です。
家電シリーズで記事を書いてたけど、これって1つの方が便利じゃないかと思うときは、別に1つのまとめ記事を作りましょう。
- 30代4人家族におすすめのテレビは○○
- 30代4人家族におすすめの冷蔵庫は○○
- 30代4人家族におすすめの電子レンジは○○
- 30代4人家族におすすめの洗濯機は○○
- 30代4人家族におすすめの掃除機は○○
「30代4人家族におすすめの家電5選!」みたいな感じですね(これまたタイトルは要検討)。
なお、個別記事同士を比較して、足らない要素がないか確認しましょう。ある記事では「価格」のことを書いているのに、別の記事では書いていないなど、ふつうにあります。
分割パターンと統合パターン、どっちを使う?
これは、自分がどれくらいの文字数で書けるか次第ですね。
例えば、家電ごとにレビュー記事を書いていたとします。
もし、そのレビュー記事がそもそも文字数が500文字ずつくらいしかないのであれば、合計しても2500字なので、それは複数の個別記事にしないで1つの記事にした方がいいかもしれないからです(これは完全に統合してしまうパターンです)。
でももし、文字数が1記事2000文字ずつあると、5つ合体すると1万字になってしまいます(笑)
それなら、統合パターンでまとめ記事を作った方がいいですね。
例えば、「30代4人家族におすすめのテレビは○○」で興味を持った人は、その後、「30代4人家族におすすめの家電5選!」に行きやすくなるからです。
また、実は「30代4人家族におすすめのテレビは○○」という記事自体が「まとめ記事」になる場合もあります。
「まとめ記事」になるのか、「個別記事のうちの1つ」になるのかは、「相対的」なものです。
まあ、5000字以上を1つの記事で書いたら常に長いかもと疑ってみたらいいと思います。
終わりに
繰り返しになりますが、読者にとって必要十分なことを、読みやすく書くのが大事です。
そして、もう1つは「1つの記事で全部やる必要はない」ということです。
ブログなんですからね。記事同士で助け合ったらいいじゃないですか。
長文SEOというのが流行ってしまったので、長文がすべてだと思っている人も、もしかしたらかもいるかもしれませんが、読者のために書く気持ちを忘れてしまうようではもったいないですね。
なお、記事を書いたら必ずスマートフォンで確認してください。
そうすれば、「長文」がいかにスマートフォンと相性が悪いのかと気づきます。
スマートフォンで読んでも最後までストレスなく読めるかどうか、確認してください(この記事はどうでした?)。
次の記事へ>>>記事を書いたら必ずスマホで見よう!パソコンでもできる確認方法
※この記事は4千文字を超えました(笑)