闘病日記ブログで稼ぐのが難しい4つの理由とブログを書くべき3つの理由
[chat face=”woman1″ name=”” align=”left” border=”gray” bg=”none” style=””]ブログで闘病日記を書いていますがなかなか収益化できません>_<[/chat]
自分自身の病気や親・子ども・兄弟姉妹の病気についてブログを書く方からこんなご質問をいただくことがあります。
この質問をするときにいつも聞くのですが、
「闘病日記ブログで稼いでいる人を知ってますか?」
というものです。
もちろん稼いでいるけど秘密にしているケースもあるかもしれませんが、闘病日記ブログで稼いでいる人はほとんどいないのではないでしょうか。
でも闘病日記をブログで書く意味がないのでしょうか?
そんなことはありません。
闘病日記ブログで稼ぐのが難しい4つの理由
[box03 title=”稼ぐのが難しい4つの理由”]
- アクセスの分母が少ない
- YMYLジャンルだから
- 広告がないから
- 日記だから
[/box03]
1.アクセスの母数が少ないから
アクセスが少ないのはアクセスが少ないところで書いているからです。
例えばお子さんが難病でブログを書いている方をたくさん知っています。
難病なのでそもそもアクセスする人の母数が少ないのです。
1日10人しか来ないと思っているかもしれませんが、実は「10人もいる」のかもしれませんよ。
2.YMYLジャンルだから
YMYL(ワイエムワイエル)とは、Your Money or Your Lifeの頭文字をとった言葉です。
「医療・健康」は「Your Life」に含まれるジャンルで、Googleも検索上位にいくかどうかを慎重に選別しています。
したがって、そもそも医療・健康に関することを書き、検索上位でアクセスを集めるのが難しくなっています。
3.広告がないから
「自分が書きたいジャンルは悩んでいる人がたくさんいる病気でアクセスも多い」という場合に考えたいのがマネタイズの方法です。
マネタイズの方法は何種類もありますが、一般的にはアフィリエイトやアドセンスの「広告収入」が中心です。
解決策として広告の先にある「商品」があればアフィリエイトもアドセンスも成立します。
しかし、自分の病気やケガの解決策が
- 薬局で薬を買うこと
- 病院に行くこと
- そもそも治らないもの
の場合はどうでしょうか。
アドセンスだとしても表示される広告では残念ながら解決しない=クリックされにくいということになります。
※内容によっては適切な広告が表示される場合もあるので、その場合はより深掘りして記事を書くとよろしいかと思います。
4.日記だから
そもそも「闘病日記」と言っているように、日々の記録をベースに記事を作成すると、稼ぐのは難しくなります。
有名人の闘病日記であればもともとアクセスも多いかもしれませんが、一般の人であればアクセスは少ない方がふつうです。
しかし「日記」ではないスタイルで書こうとすると、途端に記事が書きづらくなります。
自分が書くことをそこまで曲げて、お金を稼ぐ必要があるのでしょうか?
闘病日記ブログを書くべき3つの理由
闘病日記は稼げないという話をすると絶望する方がいますが、「お金を得る」という観点からすれば残念ながらそうかもしれません。
しかし「闘病日記を書いて得られるもの」は、お金だけではないと私は考えます。
私もブログを書くことで救われたからです。
[box03 title=”書くべき3つの理由”]
- 心の負担を軽くするため
- SOSを発するため
- 誰かの役に立つため
[/box03]
1.心の負担を軽くするため
言葉にすることで気持ちの整理ができます。
自分が病気になったり、家族が病気になったときには、身体のことはもちろん「気持ち」が最も不安定になっています。
自分の中にモヤモヤした気持ちをためたままにするのではなく、ブログを書くことで病気に対する苦悩やなんともできない気持ちを吐き出すのです。
そして書くことによって客観的にその吐き出した気持ちと向き合います。
ブログ記事として視覚で自分の気持ちを見ることができます。
そして、ブログに書いておけば後から見返すこともできます。
もちろん、これ自体は「紙の日記」でも同じ効果があります。
2.SOSを発するため
「紙の日記とブログは何が違うの?」
と質問を受けるときに決まって私は
「ブログは世界とつながっている」
と答えます。
日記は誰にも見られません。
ブログは日記と同じことを書いていたとしても誰かに読んでもらうことができます。
自分のやるせない気持ち、やり場のない怒りをブログに書くのは「世界にSOSを発するため」です。
見も知らない人から「実は私もそうなんです」とコメントが書いてあったのを見つけたときに、SOSが届いたことに気づきます。
ひとりで抱え込まないで「仲間」を見つけましょう。
もちろん、コメント欄や問い合わせページは常にネガティブな反応と隣り合わせなので、あえて開放しないのも1つの選択肢です。
その場合でも、例えば「にほんブログ村」や「人気ブログランキング」で同じ病気について書いているブロガーさんとつながることも検討していただければと思います(ランキングに参加するかは自由です)。
3.誰かの役に立つため
おそらくブログをはじめようと思ったのは、他の人の闘病日記ブログを読んだからではないでしょうか。
私の経験上、最初から最後までブログを読んで、時には涙を流し、時には希望や絶望を抱えたのではないでしょうか。
むさぼるようにブログを読んで、ふと、自分も何か残せるのではないかと思ってブログをはじめたのではないでしょうか。
あなたが書いた記事は、これから同じ病気になった人の前に現れます。
確かにアクセスは少ないかもしれません。
しかし数なんてどうでもいいのです。
絶望の中にいた1人にとっては、あなたのブログは「自分だけではない」という光になるかもしれないからです。
「読んだ人の気持ちを軽くする」のも役に立つことだと言えませんか?
あなたの心が救われたように、今度はあなたのブログが誰かの心を救う番です。
終わりに
闘病日記ブログで稼ぐのは難しいと考えます。
だからといって闘病日記ブログを書く意味がないかと言えばそれは「No」です。
闘病のレベルは人それぞれだと思います。
自分の病気かもしれないし、家族の病気かもしれません。
なぜ闘病日記ブログを書くのか、理由は人それぞれかもしれませんが、書くことで癒されるのは「心」です。
それは理想論かもしれませんが、お金を得ることよりも価値のあることだと考えています。