地域グルメ記事で検索流入を増やすための6つのリライト戦略
この記事では、主に自分が住んでいる地域のグルメ(美味しいお店)に関するブログ記事を書くときにできるポイントをご紹介します。
私は名古屋に住んでいるので、名古屋の美味しいお店を紹介するのは、札幌や沖縄に住んでいる人に比べると簡単ですよね。
地域グルメ記事はブログ初心者でも簡単に書けるのですが、簡単に書けるからこそみんな本気で検索流入を増やすために書いていないジャンルでもあります。
また、今回あえて「リライト(自分の記事を自分で書き直す)戦略」としているように、既に書いたグルメ記事を見直すときの参考にしてみてください。
まずは自分の好きなようにお店と料理を紹介しよう!
これがライターやグルメリポーターだと「まずは事前に徹底的にリサーチをしましょう」と言いたいところですが、ブロガーさんはそもそも記事にするかどうかも決まっていないし、地域の美味しいものを食べるだけで楽しいじゃないですか。
というわけで、まずはふつうにお店に行って、美味しくいただいて、節度を守りつつ写真を撮って、何か気になることをメモして帰ってきましょう。
帰ってきて記事にするときも、お店のことを思い出しながら「どうだったかなあ」と自分の言葉でどんどん書いてみてください。
・・・書けました?
twitterでフォロワーさんが多かったりすれば、自分の好きなことを好きなように書いた結果、「美味しそうですね!」と拡散します。
それこそ芸能人なら写真を1つのせただけで大騒(おおさわ)ぎですね。
しかしフォロワーさんが1000人も1万人もいないのがふつうですから、これだけではせっかく書いた記事に光が当たりません。
では、検索エンジン(Google)から検索して自分のブログ記事に来てくれるかな、と言えば・・・現実は厳しいわけです。
というわけで、ここから検索流入を増やすための6つのリライト(記事の書き直し)戦略について語ります。
検索流入を増やすための6つのリライト戦略
実際に私ならどうやってリライトする内容を考えるかを紹介しながらやってみましょう。
今回ご紹介するお店は、名古屋駅の駅ビル内にある名古屋マリオットアソシアホテル15階の「シーナリー (SCENERRY)」です。とてもお上品なロビーラウンジ(カフェ)です。
1.どんな言葉で検索されているか調べる。
まず、好きなように書いた記事タイトルはどうですか?
地域グルメ記事の記事タイトルは、「地名」と「店名」の2つが入っていることが鉄板です。
- 地名:名古屋? 名古屋駅? 名駅?
- 店名:シーナリー? SCENERRY?
でも、いくつか候補があるときは困りますよね。
そこで実際に検索する人はどんな言葉で調べているかを見てみましょう。
▼キーワードツール>>>keysearch Beta
「検索されているキーワード」がマインドマップみたいに表示されるので、「パソコン」で見た方が分かりやすいと思いますが、検索窓に「シーナリー」と入れてみます。
すると、こんなマインドマップが出てきます。
他の部分は今回関係がないので省略してますが、そのうちの1つに「名古屋」という塊(かたまり)があり、その中を見ると、「シーナリー 名古屋」とか「マリオット」とか「名古屋アソシアホテル シーナリー」とあります。
なるほど、「ホテル名」も入れた方がいいかもしれませんね。
ただ、「名古屋マリオットアソシアホテル」と長いので、見出しに入れるのもどうかなと思いますので、冒頭の「導入文」でしっかりフォローした方がよさそうです。
それ以外では「予約」、「ケーキ」、「営業時間」というキーワードも出ているので、これらは「見出し」に入れると良いでしょう。
「見出し」も検索上、重要度が高いです。
例えば、見出しを「シーナリーの基本情報」としがちですが、「シーナリー 基本情報」で検索する人はふつういませんよね。
それよりは、「シーナリーの営業時間や予約について」とした方が、「シーナリー 営業時間」や「シーナリー 予約」で検索する人もとって伝わりやすくなります。
ちなみに、同様のビジュアル的なキーワードツールとしてOMUSUBIというツールもあるので、好きな方をお使いください。
▼キーワードツール>>>OMUSUBI
2.テレビや雑誌でどうやって紹介されたかを調べる。
グルメ系であれば、ネット以外に地元のテレビ番組や雑誌が情報源として鉄板ですよね。
もしテレビや雑誌で取り上げられている情報があれば、そこで「シーナリー」がどのように紹介されているか確認してみましょう。
既に終わったテレビ番組や雑誌の特集でも、ネットで検索できることが多いです。
例えば、「テレビ シーナリー 名古屋」と入れてみます。
▼検索ツール>>>Google
すると、「前略、大徳さん」という地元のテレビ番組で紹介されているのが出てきました。
2015年絶対流行る!NAGOYA最新スイーツBEST5
第1位:世界一のパティシエ 新作ケーキ
名古屋マリオットアソシアホテル ロビーラウンジ「シーナリー」
名古屋マリオットアソシアホテル15階にある、
ロビーラウンジ「シーナリー」がリニューアル!
ケーキやパンのほか、チョコレートや焼き菓子などが
テイクアウト出来ます♪
素材の良さを知り尽くしたパティシエが作るケーキはどれも絶品!!
「名古屋マリオットアソシアホテル」というキーワードがまた出てきましたね。
また、シーナリーは「2015年」にリニューアルしたんですね。こういう情報も追記すると喜ばれそうです。
「世界一のパティシエ」というのも気になりますが、もう1つ気になるのが「テイクアウト」できる点ですね。
ホテルに併設されたロビーラウンジ(カフェ)なので、そこで食べたい人だけでなく、「ホテルのケーキやパンを持ち帰りたい人」もシーナリーのことを調べているかもしれませんね。そういう人向けに追記できそうです。
テレビや雑誌は「限られた言葉」でその店の良い点を伝えないといけないので、あとで自分が記事を書くときにも参考になります。
また、「カフェ 大徳さん」とテレビ番組名で検索する方もいるかもしれないので、「テレビ番組で紹介されました」ではなくて、「テレビ番組(前略、大徳さん)で紹介されました」とキーワードを入れましょう。
こういう細かいところを積み重ねるから検索流入があるんです。
3.口コミサイトでみんなの声を調べてみる。
食べログ、ホットペッパーなどいろいろありますが、ひとまず店名で素直に検索したときに1番上に出てくるグルメ系の口コミサイトでみんなの口コミをひろっていきましょう。
参考:口コミ一覧 : シーナリー (SCENERRY) – 名古屋/ラウンジ [食べログ]
東京出張、、、現地ではバタバタしてて新幹線に飛び乗っちゃったので、名古屋駅での乗り換え時間でこちらのケーキを買って帰りました♪
なるほど、東京出張の方がケーキを買うときに利用するのもアリかもしれませんね。三重か岐阜の仕事の帰りでしょうか。ケーキを買うといえばデパ地下のイメージがあったので、私にとってはちょっと意外でした。
ケーキを食べるために訪問しましたので、ケーキセットがないかとメニューを探しましたが、セットはないみたいです。
実際に行くとわかるんですが、わざわざメニューにも「ケーキセットはありません」と書かれています。セットくらい作ればいいのに、と思うんですが、こだわりなんでしょうかね。
それはともかく、同じように疑問に思う人がいると思うので、そういう情報を追記するのもいいかもしれません(検索するかというよりもこれは親切から)。
このお店は他にもいろいろと口コミがあるので、見れる範囲で見てみると、みんな「何を気にしているのかな」というところがわかります。
※自分の職場仲間とか、地元の友達とかママ友とか美容院の店員さんとか、「リアルの口コミ」を集めることができたらいいのは言うまでもありません。
4.Yahoo!知恵袋でみんなが知りたいことを調べてみる。
さて、次はYahoo!知恵袋の出番です。Yahoo!知恵袋の良いところは、「悩み」が見つかる点です。
それを検索する人がいたときに、自分のブログに答えが書いてあれば、検索流入が増えます。
▼ツール>>>Yahoo!知恵袋
検索すると、気になる言葉がいくつか見つかります。
「アフタヌーンティーができるホテル」、「友達の誕生日」、「名古屋駅付近」、「2人で1万円以内希望」ですね。
お上品なロビーラウンジなので値段が高いわけですが、「アフタヌーンティー」を楽しめる場所はそんなにないし、「誕生日」のように特別な記念日であれば、むしろ価格は気になりませんね。それより「雰囲気が優先」ということになります。
それから、回答を見るとシーナリーのほかのお店も出てきます。個人ブログのいいところは「他のお店との比較ができる」ところです。
少し脱線しますが、アフィリエイトの広告主がアフィリエイターに期待する役割の1つが「比較」です。
なぜなら、ドコモがauとSoftBankを真正面から「批判できない」からです(イメージも悪くなる)。
その点、アフィリエイターならドコモはauとSoftBankに比べたら○○だよね、と真正面から言えるわけです。
そしてそれは個人ブロガーも同じです。
例えば食べログにとっては「どのお店も広告主」なので、食べログの中で店同士が比較されて、他の掲載店舗についてネガティブなことばかり書かれていたら、食べログ自体に対するクレームになりますよね。だから比較はまずいわけです。
一方、個人ブロガーにはそういう「しがらみ」はありません。
※だからといって、何でも書いていいわけではない点は、言うまでもありません。
また、こんな質問もありました。
「名古屋駅構内の広小路口」というキーワードもちょっとなるほどと思ってしまいました。
ただ、Yahoo!知恵袋で質問があるからといって需要があるとは限りません。そこで例えば「閲覧数」を見て、他の質問よりあれば需要アリかなと思います。
例えば、
- 1つ目の質問「名古屋駅でアフタヌーンティー」:閲覧数671
- 2つ目の質問「名古屋駅構内の広小路口から」:閲覧数83
なので、1つ目はいいけど、2つ目はイマイチかな、となんとなく判断できます(質問時期などによるのであくまでなんとなくですが)。
なお、あまりに無名な店や新しい店だと、Yahoo!知恵袋では出てこないかもしれないので、そのときはあきらめましょう(新しい店はしばらくしてもう一度チャレンジです)。
また、逆に店や料理の名前が「一般名詞」すぎて検索がうまくできないときは、「シーナリー 名古屋」みたいにキーワードを追加して、しぼってみましょう。
5.twitterやインスタグラムなどのSNSで調べてみる。
グルメの場合は「写真」を撮るのが当たり前なので、twitterやインスタグラムでぜひ検索してみてください。
今日の午後はシーナリーで人と会いました。コーヒー1杯1,050円だけど、お代わり自由なので、4杯飲む私にはありがたい。そして美味しい☕️
ロビーラウンジ「シーナリー」(名古屋マリオットアソシアホテル)の口コミと評判は?実際に行ってみた感想 https://t.co/aAtNjXNvSQ pic.twitter.com/LPUyrkF0JN
— ayan (@warashibe) 2017年11月21日
いつもお世話になっているayanさんが既に「シーナリー」の記事を書かれていますが、「コーヒー1杯1,050円だけど、お代わり自由」は重要な情報ですね。
私は紅茶派なのでたいていアールグレイを頼むのですが、その場合もポットに残った茶葉に対して「差し湯」をもらえるので、こちらもある意味ではおかわりができます。
長時間ゆったりするにはいいところです。
ただ、twitterやインスタグラムは変わった店の名前や料理名ならいいですが、そうでないと検索しにくいので、こちらも検索の工夫は必要となります。
6. 他のサイトやブログを読んでみる。
さっきのayanさんの記事のように、「シーナリー」について書かれているサイトやブログを読んでみるのも1つですね。
ただ、実はこれを最後に持ってきたのは理由があって、最初からこれをすると「意識しすぎ」になって、似てきちゃうんですよね。
例えば、記事タイトルとか見出しの順番とか、切り口とか。
グルメ記事って、同じ場所に行って同じものを食べて写真を撮ることが多いので、もともと似てるんですよね。
そんな中で最初から「1つの答え」である他の記事を意識してしまうと、無意識だとしても似てしまう傾向にあるので、後でリライトのときに自分のところに足らない要素を探すくらいにして、あんまり気にしないようするのが大事だと考えています。
この記事の最初で「まずは自分の好きなようにお店と料理を紹介しよう!」と言ったのも、先入観があまりない状態で書いた方が良いと思うからです。
ブロガーとしての個性が出ますからね。
まとめ
今回は、地域グルメ記事の検索流入を増やすための6つのリライト戦略をご紹介しました。
- どんな言葉で検索されているか調べる。
- テレビや雑誌でどうやって紹介されたかを調べる。
- 口コミサイトでみんなの声を調べてみる。
- Yahoo!知恵袋でみんなが知りたいことを調べてみる。
- twitterやインスタグラムなどのSNSで調べてみる。
- 他のサイトやブログを読んでみる。
これが、「単なる日記」を「検索する人にとって価値ある情報」に変える方法です。
単なる日記は、読者不在なので、なかなか検索がありません。
でも、最初からここまで考えてしまうと記事がそもそも書けなくなったり、個性がなくなるのも事実です。
だから、
最初に「好きなように」書く
↓
後で「検索する人のことを考えて追記する」
というのが、私が得意としているパターンです。
最後になりましたが、地域グルメブロガーを考えている方は、MURAKICHI(むらきち)さん(@murakichi_y)の記事が大変参考になりますので、ぜひお読みください。
▼地域ブログはブログ初心者におすすめできる!僕が地域ブログに移行して感じたメリット・デメリット
<<追伸>>
先日、ウーロン茶が1000円というインパクトのある写真がtwitterで回りましたが、夜に居酒屋で3000円以上使うよりも、1000円ランチを食べてからシーナリーでアールグレイを頼んでまったりした方がどう考えてもコスパが良いと判断しているだけで、別にセレブではありません(笑)