自分が好きなことは、意外と子どもの頃から続いている。
小学生の頃から、私はずっと小説や漫画が好きだったので、学校の図書館で毎日本を借りて返していました。
本を借りるときに使う「貸出カード(図書カード)」を次々に新しくしていくのが楽しかったです。
将来なりたいものは「小説家」や「漫画家」でした。
でも残念ながら、両方ともなっていません。
実際に小説を書いたり漫画を描こうとやってみました。
しかしどうも自分には「お話を作る」ことも「文章で描写する」ことも「絵を描く」こともとても苦手だということに気づきました。
それ自体には楽しみを見いだせなかったのです。
小説家や漫画家になる夢は中学生の頃にはなくなっていました。
・・・でも、何かを書くことはやめられませんでした。
それは自分が体験したことを書いた日記であったり、学校の勉強のまとめノートを誰よりも工夫したりしていたので、毎回、「新しいノート」を増やしていくのが大好きでした。
「ブログ」という新しいノート
大学時代(2001年4月~2005年3月)に「ブログ」に出会いました。
そもそも私がブログをはじめたのは、大学時代に「本」に関するブログを書いたのがはじめでした。
いわゆる「書評ブロガー」です。
当時はブログサービスが登場した頃でした。
堀江貴文さんはlivedoor Blogの運営会社の社長として「社長日記」というブログをやっていたし、はあちゅうさんは大学生で「さきっちょ&はあちゅうの恋の悪あが記」というブログを書いているのをリアルタイムで見てました。
スマートフォンなんてありませんよ!
本当はホームページを作りたかったのです。
しかしホームページビルダーが必要だとか、お金もかかりそうだし、難しそうでした。
当時、出始めた無料ブログサービスを利用したところ、「これなら文章を書くことに集中できる」と思ってはじめました。
・・・といっても、最初のうちは「3行」くらいの記事しか書いていませんでした。
それでも自分の書いた文章がネット上にあるという感動は今も忘れられません。
私は好きな本を読んでは記事を書いていました。
私は、「新しいノート」を見つけたのです。
私にとってブログは自由な創作活動
私は小説家や漫画家になりたかったというよりは、何か「創作活動」をすること自体が楽しいのだと気づきました。
小説を書いたり、漫画を描いたり、モノを作ったりすることもできませんが、ブログだけは、自分が自由にできる創作活動です。
誰も見てなくても、書くだけで楽しい。
誰かが読んでくれたら、もっと楽しい。
誰かが喜んでくれたら、ずっと楽しい。
それが、ブロガー。
そしてそれは、自分が子どもの頃にやっていたことの延長線上にあります。
子どもの頃に誰に読まれるでもなく書いていたものを、今もブロガーとして書き続けているだけです。
そういう意味では、私は30年くらい何かを書き続けています。
最後に質問です。
「子どもの頃に夢中になっていたことは?」