読者が分かりやすいブログのカテゴリー名の決め方
いろいろなブログを見ていると、「カテゴリー名が分かりにくい」ために、きっとカテゴリーなんて使われてないだろうなと思うものも多いです。
アクセスアップの観点からすれば、それはとてももったいないことです。
同じ人が「もう1記事」読めば、全然違いますからね。
そこでこの記事では、読者が分かりやすいブログのカテゴリー名の決め方について解説します。
「とことん読者目線」でカテゴリーを整理しよう!
ブログのカテゴリー整理やカテゴリー名の決め方については、「ブログ初心者が60記事から雑誌ブログにするためのカテゴリー整理」に書いています。
- 「小テーマ」は記事を見て、読者目線で判断する
- テーマが大きすぎる場合も、読者目線で判断する
- カテゴリー内の記事数が少ない場合
- カテゴリーが2つにまたがる場合
- 「未分類」、「日記」、「雑記」はゼロにしましょう!
一言で言えば、「読者目線」でカテゴリー名を考えようってことです。
詳細は記事に書いているのですが、他にも失敗例を出してみましょう。
(1)英単語のカテゴリー名
確かにアルファベットはカッコいいですよね。
ここで考えてほしいのは、「カテゴリーは何のために存在するのか?」ってことです。
- Business
- Computer
- Nature
- Love
- House
- Landscape
これは海外の画像サイト(Unsplash)なので英単語で当たり前かもしれませんが、日本語だったら嬉しいんですけどね。。。
さて、もしこれが自分のブログだったとして、カテゴリーから他の記事を探そうと思ったときの読者の気持ちを想像したことがあるでしょうか?
「Landscapeって、何?」
「猫の画像についてはどれを見たらいいんだろう・・・」
結局、カテゴリーが使われないわけです。
※デザイン重視の方は、シンプルな英単語でもOKな場合もありますが、ほとんどのブロガーさんは多分無理。
(2)専門用語すぎるカテゴリー名
私はGoogle Analyticsを見て、「なんかバカにされてるんじゃないか・・・」といつも思うんですね(;’∀’)
- アクティブユーザー
- ライフタイムバリュー
- コホート分析
- ユーザー
- ユーザーエクスプローラ
使ってほしいのか、使ってほしくないのか、よくわからんです(カテゴリー名ではないですが、まあ、似たようなもんです)。
・・・いや、いいですよ。
これらは初心者お断りの機能だから、無意味にわかりづらくしてるなら。
でもこういうのをブログでやったらどうなりますかね。
「そんなことも知らないの?」と思っているとすれば、それがアクセスが少ない原因です。
Google Analyticsは我慢してクリックしても、ブログのカテゴリー名を我慢してクリックする人は、いませんよね。
「読者の言葉」を使おう!
さて、徹底的に読者目線でカテゴリー名を決めるときに重要なのが、「読者の言葉を使うことです。
例えば、「iPhone」について調べたい人がブログを訪れたときに、他の記事も見ようと思ってカテゴリーを見たら、「ガジェット」とあります。クリックするでしょうか?
ほとんどの人は「iPhone」は知ってますが、「ガジェット」という言葉にはなじみがありません。
だから、カテゴリー名は「iPhone」にすべきです。
読者が分かりやすいカテゴリーの決め方は、「どれを見ても自分に関係あるなしがすぐに判断できる状態」にすることです。
- 自分に関係がある⇒クリックしよう(判断+行動)
- 自分に関係がない⇒クリックしなくていい(判断)
じゃあ、どうやって「読者の使う言葉」を見つけるかと言えば、自分と同じジャンルで同じような方向性のブログのカテゴリー名をよく見てください。
え? カテゴリー名なんて見てない? もったいないですね。
「このカテゴリー名はわかりやすい!」と思ったら、その人は相当こだわってます。
また、そういうブログがなかったら、自分がよく見るサイトのカテゴリー名を見てください。
特に情報量が多いサイトほど、カテゴリー名は分かりやすくなっているはずです。
ちなみに、2018年3月29日で終了してしまいますが、Yahoo!カテゴリというサービスはカテゴリー名をつけるときに勉強になりました。今みたいにロボット型検索が主流になる前は、「手作業」でサイトの情報を見つけて分類してたんです。
他にも雑誌、本、テレビなどを見ているときに見つかることもありますよ。
「誰か」に見てもらうのが1番効果的!
もう終わろうと思ったのですが、ちょっと前に書かれたネットショップ運営に関する記事がとってもよかったのでご紹介します。
商品カテゴリを、「何となく」の商品くくりで分けているお店は意外と多いものですが、ネットショップにおける商品のカテゴリ分けは、単なる分類ではいけません。「ユーザーが最も必要とする切り口」からカテゴリを決めましょう。
例えば、あなたが風邪をひいて実店舗の薬局に入ったとします。商品コーナーが「錠剤」「粉薬」や、「武田薬品」「ファイザー」で分かれていたら、おそらく「風邪薬はどれ?」と混乱してしまうことでしょう。この場合は、明らかに「風邪薬」「頭痛薬」などの「用途別」(病気別)の分類が最も求められていたということです。風邪薬の中でも、さらに「せき」「鼻水」「熱」などと細分化されていれば、もっと選びやすいでしょう。
これも「読者目線」ですよね。
だから、あるブログでは最適なカテゴリー名が、別のブログでは最適ではない場合もあります。
「この場合は」とあるように、ブログによって訪れる読者の前提が全く異なるからです。
自分のブログや記事は、誰に読んでほしいのかが重要です。
だって、「その人」のためにカテゴリー名を決めるのですから。
身近な人の力を借りるのもいいでしょう。家族や友人など、気兼ねなく話のできる人に、実際にお店で商品を買うシミュレーションをしてもらうのです。「○○があった方がわかりやすい」とか、「この商品がここにあるとはわからなかった」など、他人の目の感想を聞くことで、勝手がわかっている自店のナビゲーションでも、改善の余地を見いだすことができるでしょう。
売り手都合だけでページを作っていても、支持されるお店は作れません。ここで案内した方法を参考に、ぜひ「ユーザーの気持ちを想像する習慣」を身につけてください。
誰かに見てもらうのは、本当に重要です。
自分では分かりやすいと思っているものほど、他人からすれば「はあ?」というものがいっぱいです。
最後に
読者に分かりやすいカテゴリー名をつけることができれば、多くの過去記事に再び光を当てることができます。
おっと、カテゴリーは、スマホで見たときに、ブログのトップページからすぐわかりやすいところにありますか?
スマホで記事を読み終わった後に見つけられるところにありますか?
「カテゴリー」自体がどこにあるかわからないブログが多すぎます。
特に、パソコンで見たらすぐわかるけど、スマホだとわからない場合ですね。
それは、カテゴリー名を悩む以前の問題ですよ。
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